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Lore この人に任せればクラスが変わる、と評判の小学校教師がいる。
黒木公一教諭(49)の道徳の授業は、氷と水と水蒸気の話で始まった。
担任を務めるのは東京・目黒区立油面(あぶらめん)小学校5年1組。教室の壁には「自信を持って意見を言おう」と張り紙がある。児童数人が相談して書いたばかりだ。
「三つのうち、どれになりたい?」「水蒸気」「確かに一番自由だよな。なりたくないのは?」「氷。ずっと寒いところにいなきゃいけない」
固体が液体に、液体が気体に変わる時は、普段の何十倍、何百倍のエネルギーが必要だ、と黒木教諭が説明すると、子供たちが驚きの声をあげた。
ここからが本題。「心の氷を解かすにも、ものすごいエネルギーがいります。人が成長して変わっていくって大変なんだ」と言って、以前に勤めていた学校の児童が書いた文集を朗読し始めた。いじめ体験をつづった長い文章だ。「自分たちにもあったような気がする」と1人の女児が切り出し、別の女児が昔のことを思い出したかのように泣き出すと、他の児童も勇気を出して告白を始めた。
最後に「今の自分は変わった」と教師に報告する後半部分を読む。
授業後、最初に涙を見せた女児が感想を、こう記した。「今までは本心が言えませんでした。いくらつらくて、泣きながら話したとしても、『あ、泣いている』『バカみたい』と言われる雰囲気だったから。でも今は違う。自信がついた」
「心の氷が解けた」という女児の告白が、クラスの変化を物語っていた。
黒木先生のクラスのみんなから絵本”たんぽぽのわたぼうしはぼくだった”を読んだ感想を一冊の本にしてくれました。わたしにとってとても大切な宝物です。ありがとう。

黒木先生のクラスのみんなから絵本”たんぽぽのわたぼうしはぼくだった”を読んだ感想を一冊の本にしてくれました。わたしにとってとても大切な宝物です。ありがとう。